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ぼくは・・やせましぇんっ・・!
ということで、ダイエットに興味はありますか。
「もちろん興味はあるし、ダイエットをしようと思っているわよ。明日から。」
という(わたしのような)皆様。
50歳を目前とした男が、一年間で50㎏のダイエットに成功したという方法、知りたくはないでしょうか。
ダイエット物語
少し前に、突然本気でダイエットを決意したことがあった。。
なぜだったのかは、もうはっきりとは思い出せないのだが、
三つボタンのジーンズのボタンの一番上がとまらなくなり、それでも
ジーンズのボタンは全部止めなくても、オシャレらしいですよ
という誰かの甘い言葉に「そうそう、これはおしゃれなの」とごまかしてはいていたものの
しばらくして二つ目も止まらなくなり、
さらにしばらくして、とうとう最後のボタンもとまらなって、
さすがに服としての機能を果たさなくなったからだったか、
職場の防犯カメラをチェックしている際に、ほかのスタッフに比べて恰幅のいい女性がいるなあと思ったら自分で、あやしい人物よりも自分の丸い背中のほうが気になって仕方なくなってしまったからだろうか。
そんなこんなで、とにもかくにもダイエットは始まった。
日中は糖質を制限し、夕食では完全に糖質を抜く。
毎日のように(ていうか、毎日)自分に与えていたご褒美(甘いもの)も、とらないようにした。
意外と自分でも継続してできていることに〝自分で自分をほめてあげたい〟くらいに、いい感じで進んだダイエットの日々。
そしてやってきた、うれしはずかし会社の健康診断の日。
ウエストと体重がめでたく、
増えた。
・・・・・。
なぜ?と思われた方もいるかもしれないが、それを聞きたいのはまさに私。
なので、腹部を図ってくださっている看護師さんに
「いやあ、糖質制限してたんですけどおかしいですね~?あはは~」
とフレンドリーに話しかけてみたのだが
はい、次は視力検査に行ってください。
と、完全スルー。
おそらく、中高年のほとんどが同じセリフをほざくために、ウンザリしていらっしゃるのだろう。
お忙しいところ失礼いたしました。
仕方ないので、Google先生に
「糖質 制限 太る なぜ」
で愚痴ってみることに。
すると先生の答えは
「多分なんか食ってる」
であった。
ちがうのよ、わたし、水を飲んだだけでも太っちゃうの。
というセリフはよく聞くが、本当に水を飲んだだけで太ってしまうなら、すぐに病院へ行かなきゃならない異常事態だ。
おそらく何かを食べているのだろうが、脳内補正がかかっていて、自覚がない。
とにもかくにも、がんばったのに結果が出ない、となるとヤサグレルのが人の常。
あっというまに糖質も甘いものも、好き放題に食べる日々へと逆戻りとなってしまった。
しかし、体重が増えることで起こる弊害は、ことごとく服がきつくなる、ということだけではない
太る×年齢=健康被害。
この方程式の手始めとして現れたのが、
膝が痛い。
である。
例えば防災訓練。当然走らないといけないのだが、膝が痛くて走れない。
若者たちは、膝痛によってびっこをひく老人には目もくれず、軽やかに走りさっていく。
そうだ、逃げるんだ若者たちよ。
老人は煙に巻かれて息絶えようとも、君たちは未来に向かって走るんだ・・!
と、脳内妄想によって悲劇のヒロインを演じてみるも、
実際には訓練なので力尽きて倒れることも許されず、集合場所まで走り続けなければならない。
煙ではなく、自分の体力の限界により息が絶えそうになりながら思った。
「やっぱ、痩せたほうがいいかもしんない・・。」
立ち仕事なのに、膝の痛さが進行しては仕事にならない。
食べ過ぎてしまう日々に、いいかげんケリをつけなければならないと思って読み始めたのがこちら。
【岡田斗司夫著「いつまでもデブと思うなよ」新潮社】
これは、岡田斗司夫さんが、50歳を目前にして一年間で体重を50㎏落とした実録である。
岡田さんのビフォーアフターの写真が掲載されているが、いやもう、別人。かっこいい(笑)
やはりこれだけ体重を落とすとなると、努力、根性が必要だと思ってしまうが
「辛い思いが多ければ多いほど、早くやせる」
「いつまでもデブと思うなよ」P18
そう思いがちだが、けっしてそうではない。不必要なガマンはしない。効率の良い行動だけを選んでも充分やせるのだ。
なのだそうだ。
クレバーな岡田さんは、人間の心理は十分理解している。
人がどこでづまずのか、どれくらい意志が弱いのか知り尽くしているため
「読んだ時だけできるような気分になる(けど続かない)」ようなダイエット方法など当然、勧めるわけがない。
ではその、岡田さんを別人に変えた魔法のようなダイエット方法とはなんなのか・・! それは
レコーディングダイエット
だ。
・・それは、もう知ってるけど。
そう、目新しいダイエット法ではないが、岡田さんはそのレコーディングダイエットを独自に「飛行の段階」に例えて分析する。それは次の通り。
- 助走
- 離陸
- 上昇
- 巡航
- 再加速
- 軌道到達
では、一つずつのぞいてみよう。
1・助走: 記録!記録!記録!
とにかく記録。
口にするものはすべて、書きだしていくのがこの段階。
ここではカロリーを計算する必要はないし、食事を制限も運動もする必要もなく、
ただ、日々自分が食べているものをありのままに記録すればよいそうだ。
グーグル先生がいみじくもおっしゃった「なんか食ってる(無自覚に)」の部分にちゃんと意識の焦点を合わせるということですね。。
実際に記録をすると、いかに自分が無自覚に際限なく「太る努力」をし続けてきたのかがいやでも暴かれる。
当然、ショックを受け、自分にドン引きすることになるのだが、
そのことにより、意識改革が行われ、抑制の気持ちが自然と芽生えてくるのだそうだ。
また、何か食べようか、または買おうか・・と思った時に
「でも、これもまたメモしなきゃならないのか・・。めんどくさいな・・」という気持ちがブレーキとなるという。
・・・あー。それはなんかわかるような・・。
常に人生とは選択の連続。
その判断のほとんどは、けっこうちっちゃい「めんどくさ・・」が決め手となっていること多いかも。
食べたい<めんどくさい、という気持ちの比重が少し変化するだけでも、塵も積もれば山となって摂取カロリーに変化にがもたらされ、実際に岡田さんは10㎏やせたのだそうだ。すごい・・!
2・離陸:チェック!チェック!チェック!
自分が何を食べているのかを知った後、次は、それが一日何キロカロリーとなるのかを調べる段階へと移る。
この離陸段階ではまだ、カロリーの制限はしなくてよいらしい。
購入する食べ物にはカロリーが記入されていることが多くなってきたため、最近はカロリーを知ることも難しくはなくなってきた。
ただ記録してみるだけなら簡単にやれそうだ。
ということで実際にやってみることにしよう。
自炊の食事の正しいカロリーを捻出するには、それぞれの食材のカロリーに質量も計算しなければならないので、めんどくさがりの私にはハードルが高い。
なので、コンビニで買うお昼ごはん、または間食で食べるお菓子類など、
表示を見れば一目でわかるもののカロリーをチェックすることから始めることとした。
朝夜の食事はとりあえず除いて、お昼に弁当をもっていかず、コンビニで購入した日を選んで記録してみよう。
突然失礼いたします!これよりわたくしが脳内実況を担当させていただきます!
さあ、コンビニの前で「あれも美味しそう、これも美味しそう」と吟味していますが、何を選ぶのでしょうか!
選択①:メインディッシュ:セ〇ンのシーフードドリア
さて、これは「お肉よりもシーフードのほうがヘルシーなんじゃないか」という中途半端な乙女の判断が入っているようですねー。
こちらのカロリー452キロカロリー。グラタンのほうが少しカロリー控えめなのですが、三食のうちの一食と考えれば妥当な選択か!
しかし、お昼を選ぶときは当然、お腹がすいているとき。
ドリアは見た目、少し小さく見えるため「ちょっともの足りないかな・・それに食後のデザートになにか、甘いものが欲しいし」ということで選んだものが
選択②:サブディッシュ兼デザート:セ〇ンのちぎりパン
これは、またもや「ちぎって食べれるようになっているから、ちょっとだけ食べればいいし」という姑息な言い訳が心の中で行われているようです。
しかしこのパンの生地はふわふわの軽い触感のため、スルスルと食べれてしまうことがすでに実証済みのアイテム。果たして〝ちょっと〟だけで我慢できるでしょうか。
さて、こちらのカロリーは‥‥427キロカロリー・・・・。
427 !?
これは・・・メインディッシュとほぼ同じカロリーです・・!
いやしかし〝ちょっとだけ〟であれば許容範囲内か・・・。
そして、甘いものを食べて口の中があまくなると、ちょっとしょっぱいものが食べたくなりますよね・・(誰に同意を求めている)
柿の種にポテチ、チョコレートに歌舞伎揚げ、そしてコーラ。塩辛いものを食べたら、口の中をリフレッシュするためにチョコを食べる。チョコと柿の種とコーラの「三角食べ」だ。
「いつまでもデブと思うなよ」P98
ほらね。
ってなにがだ。
さすがに砂糖の入ったジュースなどは飲んではいないが、
ブラックコーヒーや爽〇美茶を合わせて飲んでいれば相殺されるだろう、
という言い訳のもとにやってた・・。三角食べ。
その〝塩辛いもの〟として購入したおやつが
選択③:おやつ:とんが〇コーン37g 焼きとうもろこし
ちょっとだけでいいからと100円(税別)のものを選んだため、本人は全く罪悪感がありません。
しかし、こちら、200キロカロリー。決して少ないカロリーではありません。
そして案の定、ごはんも甘いものもしょっばいものも、結局お腹が苦しくなるまで全部食べてしまいましたとさ・・・・。
そして帰宅時。
疲れて車に乗ると、まずほっとしたくてコーヒーが飲みたくなる仕事の帰り道。
道中も長いため、ちょっと甘いものをつまみながら帰路を楽しもう、なんて気持ちでコンビニに寄ってしまい・・
選択④:夕方のおやつ:コーヒーとチ〇ルチョコ(ミルクヌガー)
セ〇ンのレギュラーサイズのコーヒーは6キロカロリー、チ〇ルチョコ(ミルクヌガー)は116キロカロリーです。ブラックコーヒーであってもカロリーはゼロではありません。
はい、皆さん。ここで算数の時間です。以上のカロリーを足してみましょう。
452+427+200+6+116=1201
・・・・
なんと・・!
この本で紹介されている、この年代の女性の一日の基礎代謝量、それを、ほぼ一食で超えてしまいました!
これに朝と夜の食事、またちょこちょこと夜にもしている間食を合わせたら、明らかに摂取カロリーオーバーなのは計算をしてみなくても、火を見るよりも明らかです・・!
〝ちょっと調子が悪い〟と噂の体重計に、半年ぶりに乗った時の表示が異常値を示したため、
「あれ、これ本当に壊れてるよー」
と思っていたのだが、もしかして、あの・・・・数値は・・・
・・リアルな・・・体重・・・⁉
ああっ・・!突きつけられた現実にショックをけて、本人ここで卒倒です・・!
そのため、とりあえずいったんここで終了!本人の意識が戻り次第、続きをお届けすることといたします。
ではまた次回!