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さて、前回卒倒してしまった本人ですが、意識が戻った模様です。
では早速続きを始めることとしましょう。
この段階では、まだ、一ミリも痩せていません。
やかましい。
ということで、岡田斗司夫さん分析のレコーディングダイエットの4段階のうち、つぎ3段階の上昇へと参ります。
- 助走
- 離陸
- 上昇
- 巡航
- 再加速
- 軌道到達
上昇:制限!制限!制限!
「助走」「離陸」を経て、「上昇」段階へ。
いよいよ、ここからカロリー制限へと突入する。
上昇段階では、「一日あたりのカロリー摂取量を一定範囲内に抑える」ことを目指す。摂取カロリーは「自分の基礎代謝量ギリギリ」あたりが、最も効率よくやせられる。
「いつまでもデブと思うなよ」P120
注意しなければならないのは、決して基礎代謝以下のカロリー摂取にしてはいけないということ。栄養不足はダイエットにも敵となると、岡田さんは警鐘を鳴らすことも忘れない。
とはいえ、この本に紹介されている基礎代謝量は
18~29歳の男性 1550㎉ 女性1220㎉
「いつまでもデブと思うなよ」P121
30~49歳の男性 1500㎉ 女性1170㎉
50~69歳の男性 1350㎉ 女性1110㎉ (※漢数字は算用数字に変換)
・・・かなり少ないっすね・・・。
前編で明らかになったように、お昼一食分で終わってしまうカロリーだ。
この本にも基礎代謝を計算するサイトが紹介されているが、「基礎代謝量 計算」でググるといろいろと出てくるので、身長・体重・年齢・性別を入力するだけで計算が自動的にされるサイトで計算してみた。
それによると、私の基礎代謝量はだいたい1400くらい。まあ・・仕事内容も加味して、とりあえず1400~1500くらいを目標としてみるとする・・。
1500・・・
つまり、一食を500キロカロリーに抑えるということ。
つまり、今食べている量の半分以下にするということ・・
つまり、もう
間食はいっさいできない・・。
ということ・・・。
甘いものやしょっぱいものや、ちょこちょこの間食のカロリーがとても高いことは「離陸」段階で確認済み。
ケーキを一個食べたら一食抜かなければならなくなる。しかしそんなことをしていては栄養バランスが崩れる。バランスの良い食事を基本とするのがやはり必要なわけで・・・。
ポテチもケーキもアイスも、もう食べられない・・。とても・・とても・・・
できるきがしない。
しかし、悩む私に著者から、とある金言がおりできた。
案ずることはない。「王族のように」食べればよいのじゃ。
中世の王族の食事というものをご存じだろうか?世界各地から取り寄せた究極の食材を、世界一の料理人たちが腕を振るって料理する。テーブルにはご馳走がずらりと並び・・・そして王や王女は、その中のほんのひとつまみずつを食べるだけ。
「いつまでもデブと思うなよ」P126
つまりポテチもチョコれーどもケーキもアイスもステーキも、食べていい。
少しづつなら。
たしかに、お菓子を食べていても、よく考えたらおいしいのは最初の一口二口くらいで、あとは惰性で口にしていると言われればまさにそうだ。
お腹いっぱいなのに〝やめられないとまらない〟と食べてしまい、しまいには食べすぎて気分が悪くなる・・
それなら、食べたいものを「本当においしい」と感じる分量だけ好きに食べればよいと岡田さんは言う。
そして、残った分は
ジッ〇ロックですね!
ちがう。本当においしいと思う分だけを選んだら、残ったものは男らしく
捨てよ。
捨てるの・・!?
もったいないという気持ちは理性で抑え込む。
「いつまでもデブと思うなよ」P128
「アフリカの飢えた子どもに、今からこのポテチは送れない!」
「ごみ箱に捨ててもったいないのはお金だけ。自分のお腹に捨てたら、せっかくの今日までの努力が損をする」
モッタイナイ精神は、ダイエットには敵だと・・。
たしかに、
家族の残りもの食べてるから、太っちゃうのよ~
というセリフはよく聞くけれども・・w。
しかし・・いまはSDGsの時代でもあることですし、男でも王族でもないので、岡田さんも後述しているように、小分けにして少しずつ食べるという方法にしよう。
子どものころ「チョコレート工場の秘密」という本を読んだ。
貧しい家に生まれた主人公のチャーリーが、一枚のチョコレートを、宝物を扱うように大事に大事に、少しずつ食べるシーンが印象に残っている。自分だけではなく、めったに食べられないチョコレートを寝たきりの祖父母たちにも分けてあげる心優しいチャーリー少年。
彼のように、宝物を扱うように、チョコレートを少しずつ食べるように心がけよう。
巡航:変化!変化?変化‼
とにかく、毎日記録をつけて、規定カロリー数に抑える。それを無理せず継続できるようになったら、あなたは「巡航」段階に突入したことになる。
「いつまでもデブと思うなよ」P141
そろそろ、「七五日目の変化」を体験する時期になっているだろう。
七十五日目の変化とは、脂肪が減ってきたことによって、体が生命の危機を感じ始め、体がダイエットを阻止しようと妨害してくる段階なのだそうだ。
飢餓感や精神的な落ち込みを感じることが起こってくる。
岡田さんもこの時期に、楽しかったお菓子のカロリーチェックが「もうこれらのお菓子を一生たべられないのかも・・」という悲しみへと変化するという感情に襲われたらしい。
いや、大げさな話ではない。私は本当に深夜営業のスーパーで、それも菓子パンの棚の前で泣いたことがある。大の大人、それも四十八歳の中年男がメロンパンを見ながら涙を流すなんてコッケイ以外のなにものでもない。私だって、こんな記憶は忘れたいし、ここに書きたくもない。
「いつまでもデブと思うなよ」P143
忘れたいし書きたくもないという記憶を、ここに再録するイやなわたしw。すみません。
しかしこれはしばらく我慢すればおさまるとのこと。
体が「やせること」と認める、つまりダイエットに体が降伏する瞬間がやって来る。
この落ち込みの時期をささえるのが、これまでの記録なのだそうだ。
今まで積み上げてきた自分の努力の結果を、客観的なデータとしてみることができることが、この苦しい時期をささえる杖となる。
再加速:聴く!聴く!聴く!
体の声を聴く。
七五日目の変化も乗り越えると、自分の食べ物の好みが変化していることに気づき始める。
「頭で食べたいと思っていたもの(欲望)」の声から
「体が食べたいと思っているもの(欲求)」の声を聞き取る能力が上がってくる。
ちょっとでも空腹をかんじたら「何かを食べるチャーンス!」とばかりに、胃袋に何かを詰め込むという、つねに「お腹が苦しい」という状態から、
満腹感が上がってくるまでのタイムラグを考慮しながら「あと、もうちょっと食べたい」で食事をやめることで、腹八分目で「おなかいっぱい」と感じる状態に持っていく感覚をやしなっていく。
同年代の人たちに話を聞くと、けっこう
えー、アイスとか最近食べてないなあ・・・
とか、
ポテトチップスなんて、もう何年も食べてないです~。
という人が多くて驚くことがある。
いい年して驚くなという話なのだが、まさに彼らは「欲求」型の人間。
自分の年齢の体が、砂糖たっぷり油たっぷりのお菓子を求めていないことをちゃんと聞きとっているのだ。
そういうひとたちは、確かにみんなスリムである。
私は完全に「欲望」型の人間でございまする・・。
軌道到達 終了。
そして、ダイエットの終わりがやってくる。
さあ、もうレコーディングをやめよう。カロリー制限もしない。
好きなものを好きなように食べよう。
それなのに、これまでの飛行段階を経てきたあなたはもう、太ることはない。
なぜなら「好きなものを好きなように食べる」ことが、体にとって一番良い食べ方へと変化してしまっているからだ。
おめでとう。「ダイエット」などもう意識しなくても、常にあなたの体は理想的な体型を維持し続けることになる。
追記 ドラマが終わっても人生は続く・・
岡田さんによる「ダイエット物語」
「50㎏のダイエット成功」という輝かしい結果を残してこの物語は終わる。
そして、この本が発行されてから数年後、
実は岡田氏、リバウンドしておられる。。。
「リバウンドじゃなくて、わがままボディになっただけ。」
その理由は、ずばり、
あきちゃった
からw。
マイブームが過ぎちゃった。
好きなものを好きなだけだべても太らない、という「欲求」型体質から「欲望」型体質へ戻っちゃたということだろうかw。
しかしじゃあ、このレコーディングダイエットが意味がないのかというと、もちろんそんなことはない。
岡田さんも、各方面からの詐欺呼ばわり(笑)の中でも「これは今でも最強のダイエット方法である」と堂々と答えている。
実際に大きな結果を出していて、各段階がどういう意味を持ち、どのように自分の意識改革に効果をもたらしているのかということを、理論的にわかりやすく説明されていて、現在ダイエットを始めたいと思っている人にはいまだ効果的な、どんな人間でも挑戦しやすいダイエット方法だと思う。
ハッピーエンドで物語は終わっても、また次の変化が始まっていく。
けれど、それは決して失敗ではない。
さて、現在わたしは「上昇」段階に挑戦中。
ジーンズをはくときに、お腹をひっこめなくても履けることを目標として、がんばりま・・
っていっているそばから、せんべいに手がのびてしまっています・・!
アッ・・・・。
「上昇」段階どころか、カロリーチェックして「きゃー、こんなにカロリーあるの⁉」とか「イヤーこれカロリー高いー」とか言ってるだけで、結局食べてちゃってます。一ミリもダイエットが始まっていません。
読んだだけでダイエットを始めた気持ちになっている状態から、果たしてどこまで進めるでしょうか⁉
あ…明日からがんばります・・。