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まずい・・・。
Let’s stady English 中高年えっちらおっちら編
にて、英語の勉強は「つづく」としてから数か月たった。
実践においての英会話力を上げるにはどうしたらよいものか・・
を考えていたら、数か月たった。
そして、テレビを見ていたら、海外からの渡航者数を増やすというニュースをやっているではないか。
これはまずい・・。
コロナが過ぎて、海外からのお客様が来るまでには、英語ペラペラになっている予定だったのに、ペラペラの〝ペ〟にも程遠い状態だ。
最近たしかに、海外から来たばかりのような英語話者の人々を、ちらほらとみかけるようになってきている。
先日も2年ぶりくらいに、あきらかに来日したばかりであろうという海外の方が来店された。
チズハ、ドコデスカ?(英語)
地図を探していらっしゃることは理解できたので場所をご案内はしたが、どのような地図を探しているのかがわからない。日本地図?ここらへんの地図?
お互いに棚の前で沈黙が流れる中、焦った私はおもわずこう口走った。
w・・・What kind of map do you want?
「ド…ドンナ地図、ホシイあるか・・?
言ってみちゃったぜ・・。英語で・・。
map・・?maps・・?接客英語ならdo you wantではなくて are you looking forだったか・・。
などと、あやふやではあったが、相手方にはちゃんと理解していただけたようで、パッと明るい顔になられた。
「よかった。通じた・・。」と一瞬喜んだが、すぐに自分が大変なことをしでかしてしまったことに気づく。
なぜなら、どうもそのお客様は、こう思いこんでしまったらしいのだ。
コトヒト!エイゴシャベレルヒトダ!・・❤
(あっ・・)
ドラマが終わっても人生は続く。
出だしだけ出来ても英会話は続く。
その方は、わたしが英語がわかると思ってからは(ちがうんだけど)、ネイティブの速さで自分がどんな地図を探しているのかの説明を始られめた。
In fact In fact、◎$♪×△¥●&#$%△#?%◎&@□◎$♪×△¥●&#$%△#?%◎&@
・・・・・
Ahahahahahah!
Ahahahahaha・・
…さっぱりわからん。
わかったのはin factがどうも「実はね」みたいな意味らしいということだ。actuallyじゃないんだ・・、などとおもいながらも、英語が通じると喜んでいらっしゃる方をがっかりさせるわけにはいかない。
自分の英語力はさっきのあれで終了だということを悟られないように、ここは英会話における伝家の宝刀「実物とジェスチャー」でのりきるしかない。
地図を広げて、これ?。もひとつ広げて、これ?と身振り手振りを繰り返すうちに、「これこれ!これでいい。」とすぐに決めてくださって無事会計。
生兵法は怪我のもと、という言葉をかみしめながらその後ろ姿を見送った。
必要なのは踏み出す勇気
英会話力を上げるのに、日常の中で独り言を英語でいう、というものがある。
多くの人が推奨しているし、独り言といえば私の十八番なので、トライしてみる。
Hi Doggy! How many snacks do you want?
(ワンちゃん。おやついくつほしい?)
ONE!(ワン!)
なんちって。
・・・。
私の英語の恩師は、NHKで語学講座を担当しているダジャレ王こと大西先生だと思っているのだが、
先生の教えは着実に身についているようである(英語以外)。
そんなアホなことばかり考えているので、一向に上達はしない。
それにやはり独り言では、自分の英語が果たしてあっているのかどうかがわからないというところがネックとなる。
やはり会話をすることが大事だ。
そう思っていても、シャイな日本人のわたしは、先日もこんなことになってしまった。
以前に少しやり取りをした英語話者のお客様(上記の人とは別の人)が、レジにて私にフレンドリーに話しかけてこられた。顔を覚えていてくださったのだろう。
コンイチワー。オゲンキデスカー。
満面の笑顔でニコニコと話しかけてくださった。日本語で話しかけられたので、日本語がわかるのだと思い
こんにちは!今日も暑いですね~
と話しかけたところ
・・・?
という表情。
(あっ・・挨拶以外の日本語はわからないんだ・・。)
レジのやり取りをしながらあせる私。今日も暑いですねを英語で言わないと・・!しかし、
(今日も暑いですねって、it’s hot todayだけじゃおかしいよね。今日もの〝も〟って何て言うんだ?最近暑いですねにしようかな。いや最近って何て言うんだ?)
と、脳内はパニック。
(とりあえず、間違ってもいいからなんか言うんだ!そしてこの微妙な気まずい沈黙を何とかするんだ!でないとほら、笑顔だったお客様の顔がだんだんしぼんできているではないか!)
そう自分を叱咤激励するも、結局、お金のやり取りだけで何も会話はできず、お客様をお返しすることになってしまった。
去っていく後ろ姿が心なしか寂しそうなのはきっと、気のせいではないはず・・・。
バカ!わたしのバカ!間違いを恐れる小さいプライドが、異国で言葉もよくわからなくて心細い人に何も声掛けできなかったじゃないか・・・!
この、小さいプライドは人生でにおける後悔を、ちょくちょく生み出している。
昔、お昼時のスーパーのレジに並んでいるときに、運送業者のトラックのおにいちゃんが、おそらくお昼ごはんであろうおにぎりをにぎりしめてレジにやってきた。
おそらく、配送の時間があるとかであまり時間の余裕がないのだろう。混んでいるレジのどのレーンに並ぶか焦った様子でウロウロしている。
私の後ろには人が並んでいなかったので、少しでも早くレジを通してあげるために、
私の前に入っていいですよ!
と声掛けしたかったのだが、二つほど向こうのレーンに並んだお兄さんに、スーパーの中で大きな声をだす勇気が出ない・・。
そうこうするうちに、お兄さんはおもむろにおにぎりを棚に戻し、何も買わずにトラックへと走り去っていってしまった。
あああああああ・・・!
そのときほど、自分が大阪のおばちゃんでなかったことを後悔したことはない(誉め言葉)。
小さいプライド。これとの戦いが人生においても英語においても必要のようだ。
勇気を出して。ケンちゃんのように。【ブリタニカ 「モクモク村のケンちゃん」DVD】
今回は書籍ではなく、もしかしたら自分が今(さらながら)英語にはまっている原因かもしれない、英語教材を紹介しようかとおもう。
懐かしい、そしてトラウマをけっこう量産したことで有名な(?)1970年代のブリタニカの英語教材、モクモク村のケンちゃんである。
以前、水曜どうでしょうの前枠(か後枠)で、大泉洋さんがケンちゃんの紙芝居の絵をまねして描いていた(と記憶している)が、その世代の人たちの親が、ブリタニカの営業マンに言いくるめられて勧められて購入した、縦70センチ横80センチくらいのけっこう立派な棚に入った英語教材セットだ。
・モクモク村のケンちゃん(カセット付き紙芝居)
・なんていえばいいのか・・こう、リングをめくっていくタイプの紙芝居みたいなやつで、カセット付きのやつ。
など、盛りだくさんの教材があったのだが(うろおぼえ)
その中でもメインの「モクモク村のケンちゃん」という紙芝居は、懐かしむ声によってDVD化され、今も手に入るようである。
モクモク村におじいさんと平和に暮らしていたケンちゃん。だが最近、正体不明の煙に覆われるようになり、村の環境は汚染されてしまった。そのせいで体を壊してしまったおじいさん。見かねたケンちゃんは、原因を突き止めるために一人、旅に出る決心をする。そして、旅の途中に穴に落ちたことから、自然界の生き物たちが不思議な言葉(英語)をしゃべる世界へと導かれる。最初に出会った九官鳥の九ちゃんを通訳として旅が始まる。自然界の生物たちや妖精と交流したり、時に襲われたりしながら、最後、諸悪の根源である魔王の城へとたどり着く・・。
優しく癒してくれる木々や、目を吊り上げて襲ってくる木。
ケンちゃんが知らずに座ると「ouch(痛いよ)」と叫ぶ岩。(その後、氷袋を頭に当てているのがかわいい)
柔らかい寝床を提供してくれた木々たちを切り倒して運んでいく、蟻の兵隊たち。
人間を飲み込んで食べてしまおうとする山。
人間を癒す自然と牙をむく自然。
そして、欲深い人間(魔王)によって、搾取され利用されていく自然の生き物たち。
1970年代という発売された時代を象徴する、環境汚染や環境破壊をベースとして作成された物語である。
特筆すべきは、声優陣の豪華さ。
主人公のケンちゃんは 二代目のび太君の声や未来少年コナンのコナンの声の小原乃梨子さん。
相棒の九官鳥の九ちゃんは、未来少年コナンのおじいやラオ博士の声の山内雅人さんだということ。
なので、中年以上の人にとっては、声を聴くと
ああ、なんだか懐かしい~
という気持ちになれるはず。
また、なんていうのかわからないけれど、リング式になっていて、めくっていくタイプの物語。
これもまた、強烈な印象を残しております。
現在入手はできないようですが、とりあえず思い出語りまでに。
ある日主人公の男の子が目覚めると、家族も友人もみんな、言葉が通じない存在へと変わってしまっている。
映画アバターの異星人をを陰気にした感じの、無表情で青い顔をした元?家族たちが、意味不明な言葉で会話をしている。
学校に行っても友人の女の子を除いて皆、同じように青い顔をして妙な言葉をしゃべり、変わった行動をしている。
その中で、何とか言葉を理解して対応しようとする少年と少女。
・・・ホラーですね・・。
逆カフカですか?
変わった言葉とはもちろん英語のことで
変わった行動というのは英語圏の文化のことなのだが、
そんな中、朝、家族とともに食卓につく少年。
青い顔をしたお父さんが「Pass me the salt(塩とってくんない?)というと
青い顔をしたお母さんが「Yes please(はいよ)」といって渡す。
それを見て少年は
(そうか、何かを取ってほしい時には Pass me the~と言えばいいんだ。)
と理解する(アタマいい)。そこで
「Pass me the milk(牛乳とってほしいな・・)」
と果敢にチャレンジ。青い顔をしたお母さんに牛乳を取ってもらうことに成功する。
(うろ覚えなので細かいところは間違っている可能性あり)
普通なら狂気に陥りそうな状況での、この冷静さ。
お前もなかなかなものだ、少年。w
子供心に、朝目が覚めたらこんな状況になっていたらどうしよう、と怖かった記憶がある。
モクモク村のケンちゃんの中にも、「Come Here~」と誘って、閉じ込めて人間を56してしまう、目と口がついて恐ろしい山が出てくるのだが、
その部分を紙芝居でめくる時はいつも、目を背けながらこわごわめくっていた。
そして、今でもその絵に似ている実際の山を見たりすると、今にも吊り上がった目が開くんじゃないか、という恐怖がよぎるw。
そんな風に、色々とトラウマも生み出した「モクモク村のケンちゃん」だが、
実は怖いものって子供は大好き。
小さいころはイヤホンを耳につけて、繰り返し繰り返し、夢中になって聞いていたそうだ(親談)。
なので、
この子は英語も上達して、賢い子になるぞ。
高い買い物だったが投資と思えば・・!
と期待したらしいのだが、残念ながらその思いには答えられないまま大人になってしまいました。投資失敗。申し訳ない。
でも小さいころに出会った、この作品の記憶が強烈だったことは間違いない。
今、遅まきながら英語の勉強が楽しいのは、この体験のせいかもしれない、と思う今日この頃。
この教材を知っている親世代の方で、子供さんがいらしたら一緒にもう一度楽しんでみるのはどうでしょう。
わたしも勇気を出して、ケンちゃんのように英語をしゃべる旅に出ようと思いまする。
(通訳の九ちゃん、いたらな~・・・)